インターネットの海曰く、「オタクは属性分けに弱い」そうですが、いや、もう、本当に仰る通りだと思います。
そう言われると気になる!ランキング2017年度上位確実なコンテンツ、「パーソナルカラー診断」。
これは私が、気になってるフォロワさんにアレコレお伝えして軽率に背中を押すために書かれたブログです。
(つまり普通にパーソナルカラー診断が気になる方にはあまり参考にならないと思います。チンパンが下界に降りてきたレベルの話しかしません)
主に書くことは
・パーソナルカラー診断イズ何
・探してみた
・行ってみた
こんなもんです。
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序:パーソナルカラー診断とは?
人間には「パーソナルカラー」なるものがあるらしいです。
主に4つ(季節の名で表されます)のカテゴリに分けられ、「顔や雰囲気が綺麗に見える」色がそこからわかるという仕組み。
(二つの色の真ん中に同じ色を配置すると同じ色でも違う色に見えるという錯視があるんですが、それを利用したものとのことです)
めちゃめちゃ眉唾なんですけど、これが合うと顔色が良く見えたり、肌が綺麗に見えたり色々いいことがあるんだとか!
私はググってるときに「買い物の時に迷わなくなる」という記述を見つけ、これが大変魅力的だったので気になりました。
ちなみに冒頭のインターネットの海語録、本当に納得したんだけど、確かに血液型とか動物占いとか、なんか「私はこれ!」っていうの好きだよねほんと。
自分の属性が気になるってひとは割と楽しめると行ってみて思いました。
破:探してみた
オッケーグーグル!パーソナルカラー診断したい!
そういうとネット上にある無料診断がザクザク出てきます。みんな気になるよね。
私も最初はこのへんから試してみました。
………………わからない!!!!!!
私、あまりにも自分の目で見えてるものに信用がないので、
「髪の色何色?」→黒だけど!どの黒?ソフト?ハード??茶色混ざってる!?!?
「目の色何色?」→黒だとおも……よく見たら茶色くなくもない!!輪郭?ガウスぼかし1.2pxくらいじゃない?わかんなくはないよ!?
「手の血管緑っぽい?」→緑……?緑に見えなくもない!!これが緑なのか??
もうグッダグダよ。
勿論ページによって診断もバラバラ、これはいよいよ自分に信用がおけない!
……となると、やっぱ人に見てもらった方がいいよね、一度、となり、次はパーソナルカラー診断やってくれる所をググります。
高ッ…………(引)
円盤が買える。物によっては何枚か。
……しかしまあ、「人の似合う色を理論的に判断するスキル」「資材」「環境(ライティング)」「ショバ代」に時給とかを乗せるとこの金額になるのでしょう。そうよね。わかるわ。
頭では分かるんですが貧しい人間(ソシャカス)はパーソナルカラーすら分からないのも世知辛くはあるな、と思っていた所、世の中色々あるもんです。
これ!!だよ!!!12連1回分!!!在りし日のオバロ1枚分!!!(金銭感覚をなんとかしろ)
百貨店でそういうサービスやってる!すごい!!これ行きたい!!!!
予約は28日前から!!!!!勢いに任せて予約サイトにアクセス!!!!!!
……いつ空いてんだこれ。(◞‸◟)
流石にお手頃な価格帯のこの辺り、デメリットは「とにかく予約が取れない」。
とはいえそこは平日休みの女、偶然休みの日の真昼間に一つ空きがあったので迷わず予約しました。
平日休みバンザーイ!!いってきまーす!!!
ちなみにこのときの私の所感や気になることを後のためにメモっておくと、
・多分イエベでは?と思う(地黒)
・診断も一つのぞいてほぼ春か秋(ひとつだけ夏が出た)
・総じてピンク系のメイクがあまり似合わない気がする
・そういえば黒をあまり着ない
・白もあまり着ないけど動きがチンパンだから汚すのが怖いんだと思う
・何故かオレンジ色の服や小物を無意識のうちに避けているがオレンジが嫌いなわけではない
急:そして当日。東京駅某所。
カウンターは店の片隅にひっそりとあったんですが、お綺麗なスタッフさんがお出迎えして下さいました。
ひえーーー百貨店の店員さんの佇まい 美しい………おそれいる………。
なんと言ってもメイクが派手な色なのに全く浮いていない!!!サンシャインのトイレにいるやたら唇だけ赤いギャルとはわけが違う!!!
パーソナルカラーに長けているとこうなるという説得力を診断前からぶつけられ、これはもしかして凄いことになるのでは???と期待の中診断が始まりました。
最初にカラーの簡単な説明とパーソナルカラーの効果、そしてカラーには「一番合う季節」と「二番目に合う季節」があるという説明が。
(ここは両方見てもらえるそうだ。すごい。)
そしてふと、スタッフさんに
「手のひら見せてもらっていいですか?」
と聞かれたので何気なく見せたのですが、スタッフさんが隣にご自身の華奢な掌を並べられて、
「綺麗なピンク色ですね!」
と。……マジで??ピンク???
しかし見てみると確かにスタッフさんの手のひらはイエローみが強くて、あっこれはまさか………って気持ちになるわけです。
そして実際に布を顔の前に当てていくのですが、最初はなんだか全然わからないです。
しかし何回か見ているうちに、
・確実に顔が黄色く見える色が存在する
・顔の影が重くなる色がある(私は冬の色がほとんどこれ)
・顔の毛穴が、ピントが合うように見える色と合わないように見える色がある(多分落ちる影の目立ち具合に起因している)
というのが出てきました。マジです。しかもほとんど同じカラーゾーンの色で事象が発生します。これはヤバい。みんな試してほしい。
7パターン28色を顔の前に当て、スタッフさんが出した答えはこちら。
・ブルベの夏
・二番手は秋だが、ビビッドな色はあまり得意ではなさそう
・黄色やオレンジ系の色は顔が一気に黄色くなるので苦手な色に入る
ほ、ほう………!!
しかしこれがスタッフさんの主観でなく、一緒に見ていって、私もスタッフさんも「これだわ……」というくらい圧倒的な差があっての結果で、もうなんか「真実を知った」って気分でした。
すごいよこれ。私は今からどこか店に行き片っ端から着られそうな色を探したい。……気取ってヒール履いてくるんじゃなかった!!!
という流れでこの冒険はいったん幕を閉じるんですが、
・他人の証言は大事
・自分のことだからといって分かった気になるのは早い
・確かに買い物楽しくなりそう
・似合う色は勿論、「仮病で早退したいときに着るといい服の色」とかもわかるぞ!
など、発見の多い旅でした。とてもよかった。
気になる人は予約と戦ってでも行くといいと思います。
診断後はこんな感じでメモももらえました。