ロシアのヤバい粉の話
※これは昔書いて投げ出した文章を今になって加筆修正したものなので、時系列にいくらか齟齬があるかもしれません※
ギャルの文化とは、ある意味「競争」と「麻痺」で出来ていると思ってたことがある。他の子よりも1cmでも高いヒール、他の子よりよく焼けた肌、他の子より派手なエクステ(世代がバレる)……気が付けば「だいぶすごい装備」なのだが、みんなやってるからまだまだ至らない、もっと盛りたい、という思いを抱き、ヤマンバが生まれた、気がする。
この手の話は別にどこにでもあって、実際そのコミュニティで本当に凄い奴に触れないと自分の弱さは分からない。前述の話も、そういう話の一つに過ぎない。
今回の話は、とある「本当に強い奴」に出会った話。
私は多分前世が工事現場で光る棒振ってる人形とかだったのでは?と思うくらい、ファッションにおける「光り物」がめちゃくちゃに好きだ。
ブラックライトで光る物が好き、LEDが仕込んである物が好き、反射材大好き、オーロラフィルム大好き。ラメが好き、偏光パールが好き、アルミホイルみたいなギラギラが好き。好きなブランドはFOTUSとサイバードッグ、初めてSEM(アイドルマスターSideMのユニットの一つ。かっこいい)を見た感想は「実家のような安心感」。
大人になっても勿論大好きだったけど、諸事情あって卒業を余儀なくされてしまい、でも好きな気持ちは衰えないのでたまにちょっとギラついたコスメを買ってしまったり。あれは小さいし、まあ使えなくもないし。基本この光り物というジャンルは似合うかどうかを気にしたら敗北なんです。そういう世界です。
そんなある日、ツイッターのRTでとあるアイシャドウの画像が流れてきた。
それを見たときの私の胸の高鳴りたるや!!!
ここまでのおよそ700文字を読んでくださった方なら、私があまりの輝きに目を回すのも想像に難くないのでは。通称「ロシアのヤバい粉」、「Sigil Inspired」のアイシャドウです。
すごい。金属の如きギラギラ感。いったいどこで使うのか。考えてはいけない。これは非日常の輝きだ。ヤバい。パーソナルカラーとは。アイシャドウとは。メイクとは。宇宙とは。まさに武装と言わざるを得ない圧倒的な""""強さ""""。
次の瞬間私の手はこれを通販するサイトを探しに行っていた。ヤバヤバのヤバ。
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いや、なぜ今この記事を下書きの墓場から引っ張り出してきたかというとですね、たまの休みに珍しく一日起きてたんですよ。最近休みは寝る日だったので……
で、起きてる間にふと思い立って、現在の手持ちの「粉」のまとめでも作ろうかなと思って、それでこの記事を「前置き」として起用することにしたわけです。
数えたら13個あったんですが、今5、6個輸入?してるところなので、来月には増えてるはず。
誰得なのかわからないし、どちらかというと私がどれがなんだか覚えておくためのまとめなんですが、出来たらまた上げます。